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空手 回し蹴りの破壊力を高めるコツと練習法を公開

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数ある空手の技の中でも最も破壊力の高い部類に入るが上段回し蹴りです。

上段回し蹴りで1本が取れたり、確実にポイントが取れる技量を持っていると、相手には大きなプレッシャーになります。

ここでは空手の回し蹴りを身につけるためのコツと練習法についてお伝えします。

 

空手の技を身につける基本

回し蹴りに限らず、空手の技を身につける基本は、すぐれた指導者に直接教わるのが一番です。

そのときに、大きな鏡の前でフォームを意識しながら、まずはゆっくりとでいいので正しいフォーム、動作を繰り返して体に覚えさせます。

正しいフォームが身についたら、次にスピード、そして破壊力の向上を目指します。

中には早く上達したくて、この順番を無視し、きちんとフォームができないまま、いかに速く蹴るかという練習をする人がいますが、急がば回れのことわざ通り、まずは基本をしっかり身につけましょう。

フォームに悪い癖がついてしまうと、それを修正するのにかえって時間がかかってしまいます。

スポーツ力学の観点から見た回し蹴りのコツと練習法

破壊力のある回し蹴りを繰り出すために必要なのは次の3点です。

  1. 股関節の柔軟性
  2. 筋力とスピード
  3. 合理的な動き

股関節の柔軟性

上段回し蹴りの正確性、破壊力を高めるには、股関節が柔軟でなければなりません。

体が固いと必要な動作を妨害してしまい、蹴りにうまく力を伝えることができません。

パワーロスだけでなくバランスも崩してしまうでしょう。

股関節の柔軟性を高めるトレーニングには股割りなどがありますが、コツは気長に続けることです。

固い体が一夜にして柔軟になることはありません。

痛いのを我慢しながらストレッチをすると、筋肉を傷める原因にもなりかねません。

練習の合間や毎日の風呂上りなど、決まった時間に決まったタイミングで同じことを繰り返すのが柔軟性を高めるコツです。

⇒股関節の柔軟性を高めるストレッチについてはこちら

筋力とスピード

回し蹴りに必要なスピードと破壊力を身につけるには、筋力を高める必要があります。

やせ型で筋力の低い人はウエイトトレーニングで筋力をアップすることをおすすめします。

筋肥大させるというよりは、筋力と瞬発力を高めることを意識したほうが効果的です。

自分にとっての最大重量をできるだけ素早く動かすという意識で筋力をアップさせましょう。

脚だけでなく、腹筋や背筋を鍛えることも忘れずに。

⇒筋力をアップさせる筋トレ方法はこちら

合理的な動き

角運動量(かくうんどうりょう)という概念をご存知でしょうか。

角運動量とは回転運動の勢いを表す量です。

空手の回し蹴りとはまさに回転運動。

回し蹴りの破壊力を高めるには角運動量の概念を知っておくと差をつけることができます。

角運動量のわかりやすい事例として、例えば回転する椅子があったら座ってみてください。

回転する椅子がなければ普通の椅子でも構いません。

座ったら両腕を胸の前につきだすように伸ばしてください。

そして両腕を右側に振ってください。

その時の下半身の動きはどうですか?

両腕を振った右側とは反対の左側に動いていませんか?

同じように左側に両腕を振ると、今度は下半身は右側に動くはずです。

つまり、上半身と下半身は反対の方向に動いているわけですね。

これは最初の角運動量がゼロなので、上半身が右回りの角運動量を持つと、下半身は左回りの角運動量を持ち、これを打ち消してゼロにしているということです。

この原理を意識すると、右の回し蹴りをするときは、右腕を右回りに回すことで、蹴った右足の勢いが増すということになります。

右腕をなるべく外へ大きく伸ばすのが回転運動を高めるコツです。

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